ファイテック、ジェイ・ボンドの日本国債引き合い情報システムを開発
新鋭の金融情報サービス・ベンダーが、これまでの相対取引を劇的に効率化するシステムの開発に、オンライン証券システム開発で実績のあるファイテックを選択
株式会社ファイテックは、株式会社ジェイ・ボンド(社長=斎藤聖美、東京都千代田区神田神保町3-2-9)から同社が本年4月20日(金)よりサービス開始を予定している日本国債のオンライン引き合いシステムの開発を受注し、このほどテスト稼動を終了しました。
株式会社ジェイ・ボンドは、4月16日、これまでの電話による相対取引の手間を大幅に効率化し、取引のコストダウンと流動性促進を目的としたオンラインによる日本国債(JGB、Japanese
Government Bond)引き合い情報システムの提供開始を発表しました。 独立系のベンチャー企業であるジェイ・ボンドが、IT化の遅れが目立つ債券市場において、機関投資家および証券会社双方へのメリットを提供するオンライン引き合い情報システム・サービスの提供を開始することは、今後の金融e-ビジネスの発展における大きなマイルストーンとなるものです。
同社は、事業運営の中核ともいえるオンライン引き合い情報システムの開発にあたり、ファイテックを戦略パートナーと位置付け、システムそのものを差別化の手段とするIT戦略を持っています。ファイテックは、すでに同社への資本参加もしており、この戦略を長期的に支援してまいります。
【システムの概要】
| 主要ハードウェア |
Sun Enterprise
Server |
| 主要ソフトウェア |
Oracle8i Enterprise
Edition |
| |
VERITAS Cluster
Server |
| |
BEA Web Logic Server |
ファイテックが構築したJGBのオンライン引き合い情報システムの特徴は以下の通りです。
1. Javaによる開発
100% Pure Javaベースの開発は、もともと開発工数を抑えることを可能にするものですが、この特徴に加え、ファイテックの設計能力と実績により、課題点であるハイ・パフォーマンス(レスポンスタイム)も実現しています。
2. EJB*1によるコンポーネント技術の採用とオブジェクト指向開発
ワークフローエンジン、トレーディングエンジンなどの基本的なオブジェクト指向型コンポーネントは、ファイテックの開発思想の基本となっています。Reusable(有効再利用)のコンポーネントを組み合わせることで、安定稼動が保証された機能をすばやく活用できます。
3. スパイラル型開発プロセス
eビジネスでは、要件の頻繁な変更や、要求されるシステム規模の変化が多く、システム開発の過程でも、柔軟な対応とスケーラビリティが重要です。コンポーネント技術とスパイラル型プロセスにより、開発過程でのリスクを最小限に抑え、操作性に優れたシステムを提供します。
4. オンラインのリアルタイム・トランザクションでのハイ・パフォーマンス実現
ジェイ・ボンドのシステムでは、機関投資家が複数社へ複数銘柄の引き合いを一斉に出し、短時間内に各証券会社からの引き合い価格を受信します。ファイテックはこれまでのオンライン証券取引システム開発における0.1秒単位を争うリアルタイム処理技術を活かし、今回も取引に大きく影響するレスポンスタイムの短縮に注力しました。
5. ホット・フェイルオーバー・システム
クラスタリングをチューニングし、セッション途中のダウンをなくしました。アプリケーション・サーバのダウン時でも、ユーザーには意識されること無く次のサーバでセッションが引き継がれます。1秒を争うオファー時のダウンは、ビジネス機会を喪失させるクリティカルな要因となる可能性がありますが、ファイテックはこのリスクを抑えることに成功しました。
また同システムでは、セキュリティ、データ伝送速度などの面を考慮して、株式会社QUICKのネットワークを利用します。同社の専用線を利用している機関投資家や証券会社は多く、既存のインフラを有効に活用することで、企業にとって最も不安の残るセキュリティの問題をクリアしています。
(*1) EJB(Enterprise JavaBeans)は、Javaを基盤としたサーバアプリケーションのための共通プラットフォームJ2EE(Java2
Enterprise Edition)体系の中のコンポーネント仕様。EJBに基づいてソフトウェアをコンポーネント化することにより、特定のOS(基本ソフト)、データベースシステム、アプリケーションサーバに依存しない企業システムの効率的開発が可能となる。
● Sun Microsystems、 Sun Enterprise Server、Java、EJB (Enterprise Java
Beans)は、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または 登録商標です。
●BEA、ならびにWebLogicServerはBEA Systems, Inc.の登録商標です。
●Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
●その他の企業名や製品名はすべて各社の商標です。
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